8月末にブティック社から「花の立体刺しゅう」決定版が上梓されました。Newsページにも書きましたように、2015年に出版された本の増補版です。
実は、全く新しい本の企画があったのですが、新型コロナで延び延びになり、急遽増補版をという運びになったという、裏事情もありました。
表紙を変えて、中身の8割がたが以前の本、というところに少し後ろめたさはあるものの、「さくら」「バラ」「野のスミレ」等新しく作り直した花は、どれもきれいです。
はじめて、作品の販売をします。
今までも、4人展でブックカバーや小物を売ってきたことはあったのですが、額装したものを販売するのは初めてです。
今までは、二人の家に保管していたのですが、ずっと保管するよりは見て楽しんでいただける方にお譲りできたら、と考えました。
小物も一生懸命作っているところです。なかなか進みませんが、がんばります!
やっと本の題名が決まりました。
表紙も、たぶん写真は決まっていたのですが色校がはいって、なかなか私たちの手元に届きませんでした。
これから展示会用のDMを作成します。
アマゾンの予約はかなり前から始まっていましたが、なかみ検索ができるようになりました。ご覧になってください!
日本文芸社から新刊本が出ます。
今年の冬から春にかけて、頑張ってきました。立体の花の本ですが、作りたいというか作りやすい花はほとんど作ってしまったので、残っているのは作りたいけど大変だな、と思うものばかりです。
試行錯誤を繰り返して、連休明けにやっと作品を作り終えました。わすれなぐさ、すずらん、ライラックといった小さい花や、水連、ポピー、ゼラニュームといった花です。
この出版社は、私たちに伝えてくるイメージがユニークで、私はそれがかなり気に入っています。前回は「南ヨーロッパの憂いをおびた姫」で、どこかでも書いたように私には「アキテーヌに嫁ぐ姫」のイメージだったのですが、今回は「ルクセンブルグの城に住む姫君の庭と温室」というものでした。
ページを繰るたびに物語が浮かび上がるとよいなと思っていたのですが、今回は正直なところ無理でした!むしろルドゥーテの美花選。で、10月の作品展ではこのイメージでご覧いただこうと思っています。
4月4日にやっと校了になりました。
お話をいただいたのが昨年の7月。実際に取りかかったのは昨年11月頃でしたか・・・。
当初は、すてきなステッチサンプラーが作れる本を、と軽く考えてお引き受けした話が、いつのまにか本格的なステッチの基礎本をという話にふくらみました。
途中で後戻りもできず、私たちで良いのか、と悩みながらも、やるからにはきちんとした本を作ろうと、膨大なエネルギーと時間を費やしました。
国内外の先輩諸氏の本も、調べられる限り調べました。自分たちが学んできたこと、やってきたことと照合しながら、掲載するステッチを選択しました。
ようやくできあがって思うのは、こんな基礎だのやり方だのにこだわらず、楽しく刺繍していただけたらそれで良いということです。その上で、このステッチはどうやったらうまくできるんだろう、と疑問がわいたら、本を手に取ってください。また、この本を手にとって、刺繍って案外簡単、と思っていただけたらとてもうれしいです。
日本文芸社の方から、手作り関連のサイトを立ち上げたいと伺ってはいたのですが、展示会の片付けだの、その後にたまっていた雑誌の仕事、カルチャーの仕事でバタバタしているさなか、インタビューと撮影のご依頼をいただきました。
正直なところ、かなり困りました。自宅でといわれても展示会の額だの作成中のキット材料などが山積みで、とてもお見せできる状況ではなく・・・ゴミ屋敷状態です。
とはいえ、仕方なく家のなかで荷物の平行移動をはかり、いつもはかけない刺しゅうの額なんぞをかけ、撮っていただきました。
本箱に刺しゅう糸の棚が入り込んでいるのは実際の状態です。壁はすべて本棚、という私にとっては夢のような世界が、徐々に刺しゅう関連に占拠されています。
インタビューは、担当の方が私たちのFil立ち上げ当初もお調べいただいていたのか、話が弾みました。本当に久しぶりにFilのはじめの頃を思い出しました。遠くまで来たなぁ、というのが実感です。
良かったら「つくりら」をご覧になってください。おもしろいです(笑)
6月に新刊が2冊出るのですが、そのうちの1冊『立体刺繍で織りなす、美しい花々とアクセサリー』・・・長い題名で覚えられません!が早くもAmazonで予約開始になりました。
中味も少しだけ見られます。
今回、はじめてモデルさんにアクセサリーをつけてもらいました。まだ幼い少女ですがとても大人の雰囲気で、黒のベルベットを着て髪をまとめたところなど、唐突に「アキテーヌの女王アリエノール」を連想しました。撮影に立ち会った編集さんたちも「お嫁に行く姫君」みたいといっていましたから、あながち私だけの妄想ではなさそうです。
中味は、これまで敬遠していた小さな花が主体です。本に少ししか載せられなかった、ワイルドローズをアップしました。茎には糸を巻くなどして、どれも細かく丁寧に作ってあります。
しばらくブログをお休みしていました。
海外からと思われる意味不明のコメントがいくつか特定の記事に貼り付けられたので、削除するのに飽きたし、本のための作品制作で超忙しい時期でしたから。
ようやく、原稿書きも終わって、久しぶりに部屋を片付けました。丸二日間、あちこちに転がった8番糸や、もつれて小山のようになった25番糸と格闘し、在庫を確認し、やれやれ。
大嫌いな片付けから解放されて、気分も新たに刺しゅうしようと布を出したものの、きれいに収納された糸を出すのがもったいなくて、捨てようと思った糸をごそごそ引っ張り出して机の上は瞬く間にゴミの山のように・・・!まるっきり本末転倒。
たぶん、皆さまがきれいだと言ってくださるあれらの作品は、カオスのように色が氾濫した中からしか生まれないのでしょう。
というわけで、6月に2冊の本が出版されます。
Filの他に3人の作家さんとブックカバー展を開催します。もう3年あまり前からの計画でしたが、適当な会場がない(本屋さんでやりたかったのですが・・・)等の理由でなかなか具体化せず、ようやくいつもの表参道のギャラリーでという運びになりました。
展示即売!と決めたものの、広い会場を埋めるにはかなりの作品が必要で、いまだにアップアップしています(Filは・・・)。ノルマは一人20枚!のはずでしたが・・・。
西須先生は、もうできあがったそうですし、進藤さん、新井さんも自己目標達成?Fil は焦っています。キットも作りたいし、もちろん作品もたくさん見ていただきたいし。
それはともかく、他の作家さんとのジョイント展はとても楽しみです。
西須先生の作品はとにかく美しいし、新井さんの作品はユニークで楽しそうです。進藤さんは男性作家ですっきりしたラインが美しい作品です。
どうぞ見にいらしてください。そして、お買い上げいただけたらうれしいです。
ディズニーのモチーフで立体刺しゅうを!
このお話をいただいたのは、今年の1月でしたから、半年以上前です。
とても名誉なことと喜んだのもつかの間、苦労の連続でした。まず、どのキャラクターを選ぶか、から始まりました。可愛らしいキャラクターたちのデザインはそれこそ何万点もあり、その中から同じタッチのものを、といわれてもまったく分からず、毎夜パソコン画面をスクロールさせていたのが約2ヶ月。
次に下絵。刺しゅう、と完成まで4ヶ月、ようやく原稿チェックを残すのみとなりました。ちょっと燃え尽き現象なのですが、次のブックカバー展にむけて頑張らねば・・・
生徒の作品展を企画したのは、去年の春、自分たちの展示会の頃ですから、ちょうど1年前になります。前回は代々木上原のギャラリーでしたが、やや手狭で、いつもの表参道のギャラリーを押さえました。1年あれば充分準備ができると思っていたのに、自分たちが半端なく忙しくて、生徒さんたちには申し訳なかったです。
それでも、みなさん立派な作品に仕上がってきました。コツコツ刺しゅうをして仕上げていく日々の地道な努力には、本当に頭が下がります。私たちも見習わなくては。
皆さんの手による作品案内も、ギリギリ搬入の日には仕上がってきます。
共同作品のラベンダーは60本以上の花束になりました。
初夏の香りを楽しみに、どうぞご来場ください。
作品展もあと1日になりました。大勢のお客様で連日にぎわっています。
今回、「ふっくらかわいい立体刺しゅう」の本の中の作品を展示しましたが、額装がすばらしくて、数割グレードアップしました。
直前まで、バタバタ作っていましたキットもたくさんの方にお買い上げいただきました。楽しんで作っていただけたらうれしいです。
労作が出版にこぎ着けました。
この本を見たら、講習に来なくても誰でも作れてしまうだろうなと思うと、うれしい反面複雑な気持ちでもあります・・・
ただ、文字や写真で伝えきれなかったところはどうしても存在しますから、習いに来ていただけるとより美しくステッチできるかと思います。
本の校正が終わって一段落したところで、本の中のモチーフを完全な立体にしてみました。
これは本に載っていませんから、講習にいらしてください(笑)
半月前に更新したと思ったいたブログが更新されていないという間抜けな事態で、先ほどアップしました。
現在追い込みに入っている新しい本が、11月下旬に発刊されます。「ふっくらかわいい立体刺しゅう」(ブティック社)
Amazonですでに予約が始まっていました。編集の方共々かなり苦心した力作です。ご覧いただけたらうれしいです。
久々の更新です・・・すみません
11月に、ブティック社からスタンプワークの本の新刊が出版されます。
「パリのお菓子」が、すでに版元品切れになっておりましたからとてもうれしくて、頑張りました!夏の暑い最中から作品作りにかかったものの、花と違って時間もかからないし、と甘く見ていたのが裏目に・・・試作、試作(失敗、失敗?)を繰り返し、思いがけず時間がかかってしまいました。昨夜、ようやく作り方原稿をあげたところです。出来上がりは、ほぼ満足で、可愛らしいモチーフが並ぶだろうなと、楽しみにしています。
写真は、ボツにしたものの一部です(笑)
代々木上原で「ラベンダー」の一日講習をしました。正味2時間でしたが、皆さんきれいにつくられました。
立体の花を一日講習で作り上げるのは至難の業で、こちらもかなり下準備をしても進まなくて不完全燃焼と言うことが多いのですが、ラベンダーは必ず1輪できあがりますし、意外に手際よく教えられるので、気に入ってこの先も2カ所で一日講習を企画しています。
習わなければ、自力ではたぶんできない花、という点も一日講習向きかもしれません。
展示会を終えて、あっという間の3週間でした。お礼も、書かなければと思いながら失礼しました。多くの方にお目にかかれて楽しい日々でした。ありがとうございました。
ところで、会期中にiPhone 5ケースに刺しゅうをしました、と見せてくださった方がお二人。
マガジンランド社の「iPhone5ケースにスタンプワーク」を見て、お作りになったそうですが、正直びっくりいたしました。できばえもすばらしかったですし、本を出しておいて言うのも変ですが、本を見ただけで作れるとは思っていなかったのです。。。
うれしかったです!
このハンバーガーは、お母様がお嬢様のリクエストでつくられたそうです。
このパフェは、若い女性が見せてくださいました。ものすごくきれいにできていて、感激でした。
こんなのを見せていただくと、やっぱり良い本を作ろう、と意欲がわきます。
今週の火曜日から展示会が始まりました。
直前の準備に追われて、二人ともかなりヨレヨレしていましたが、連日おおぜいのお客様にいらしていただいて、お話をさせていただいて疲れも吹き飛びます。
今回は、春に出た2冊の本の中の作品を展示して、そのキットを用意しました。
ご覧になって、実際に作っていただけたらうれしいと思っています。
写真は、会場にいらしたお客様が撮ってくださったものです(ちなみに、撮影は自由です)。です
本屋さんで、こっそり手芸本の売り場をのぞいてきました。ありました!平積みで!
やっぱり売れ行きが気になります。
今春は、刺しゅうの本がたくさん出ていて、久しぶりにゆっくりいろいろな作家さんの本を眺めてきました。
去年の夏のこと、来春はホビーショーに出展しようかと話し合っていたのですが、いやいやどうせ展示するなら会場を借りて展示会をしたほうが良くない?と突然の方向転換。昨春に続き、展示会を開催することになりました。ちょうど2冊の本の出版も決まっていましたし。本に載せた作品を実際にご覧いただけるのもうれしいことですし。
本が一段落して、やっと展示会の準備にかかりました。まだ、作り足したい花もあるので、例によって制作ノルマを分け合い、仕事にかかっています。
今回は、キットもなるべく用意しようと思っていますので、その準備も。また布の裁断から始めます・・・
々とご無沙汰しておりましたが、ようやく2冊の本が校了。ホッといたしました。
つかのまの開放感を味わっています。
新しい本を出していただけるのが夢でしたが、まさか2冊同時になるとは思わず、それでもここで頑張らないでどうする・・・とお引き受けしたものの、本当に大変な半年でした。
刺しゅうは、刺しあがるまでに時間がかかるのは当然としても、試作を重ねて完成に行き着くまでの見えない部分の時間とエネルギーも大変なものです。
もちろん、ひとつひとつできあがっていく楽しさもあるので、続けられるのですが。
ふたりとも、風邪をひかないように、ケガをしないように、とわけのわからん努力も重ね、時々2冊が混乱する頭を振りながら、撮影、原稿書き、校正とがんばりました!
早く本屋さんの店頭に並ぶのが見てみたいです。
どうぞ、みなさまもご覧になって、できれば買ってください!
今日は、はじめて立川の朝日カルチャーセンターで一日講習をしてきました。「すみれのアクセサリー」は満席でした。久しぶりのすみれで、手順はどうだったかと前日から頭の中でシミュレーションしていたのですが、皆さんお上手で、すんなり予定の箇所までたどり着きました。ホッとしました。
ワイヤーワークは決して難しくないのですが、ワイヤーを留めつけるという慣れない作業があるので、「ひゃー、大変!」と思われないように、かなり(これでも)苦心します。
花びらを全部刺繍して、切り取って立体にする楽しさを味わっていただきたいなと思っています。
目下、来春刊行される予定の2冊の本の制作にかかりきりです。通常の作品制作とは違って、気を遣うことも多いので焦る割には進みません。展示会用の作品は、試行錯誤の段階のものも作品の中に詰め込んでしまえるので、かなりお気楽ですが、本用の作品は、一応使う材料、手順をしっかり決めて作っていきます。本自体のイメージは私たちの中にはないので、そこも難しいところですが、すてきな本ができあがるように、もうしばらく頑張ります!
10月発売の「ステッチ・イデー」に私たちとしては本当に久しぶりに、普通の(?)平面の(?)刺繍を載せていただきました。刺繍の紹介と言うよりは、私たちが使っている刺繍針の紹介です。針のことはたびたび書いていますので、さておき、こうして見ると普通のモチーフでフランス刺繍も良いですね。刺しているのも楽しかったです。うさぎシリーズ、犬シリーズで続きを考えようと思っています。
マガジンランド2014手芸&クラフト展のオープニングパーティーに行ってきました。国立駅は久しぶりでしたから、立川から中央線に乗り換えるのにウロウロして、まあ田園都市線沿線からは遠いところだ、と思いながら。
会場はあまり広くありませんでしたが、うまくディスプレイされていました。
Filも少しだけ作品展示をしています。
コンクールのことを知ったのは締め切り1週間前でしたから、あまりお知らせもできなかったのですが、刺繍を主体としたコンクールは最近ないので、この企画が続くと良いなと思いました。とりわけ肩肘張った作品ではなく、本を見て少し自分らしさを加味したような作品が入賞していたのは好感が持てました。会期が約1ヶ月と長いので、機会があったらご覧になってください。
9月になって、秋の気配が感じられるようになりました。それとともにFilのスケジュールも満杯です。
10月の展示会の準備、10月からのカルチャースクールのキットの準備、来春出版される2冊の本の作品制作、9月にはチューリップさんオカダヤさんの企画されるワンデイ講習等々。考えていると頭が痛くなるので、一つ一つ片付けていくしかないのですが。他にもやりたいことはありますが、手が追いつきません!体調を崩さないよう頑張ります!
展示会のDMができてきました。
今回出品してくださる方々に一房ずつ葡萄を作っていただき、共同制作としてリースにしました。葡萄一房とはいえ、葉っぱもついていますから結構大変だったと思いますが、こんなにたくさん集まりました。
私たちも作品をひとつ作ります。
何ができるか、お楽しみに!
10月17日~19日代々木上原で生徒さんの作品展を企画しました。
たくさんの生徒さんが参加してくださるようで、賑やかな展示会になることでしょう。私たちは、目下そのためのデザインや、試作に追われています。ちなみに展示会を「Fil et Fille」と名付けました。「Filと娘たち」と言った意味です。まあ、冠詞、複数形などはさておき・・・たまたま字面がよかったので。
写真はアルストロメリアの部品です
5月はワンデイレッスンが続きます。
今週は、代々木上原で「スミレのヘアクリップ」をステッチしました。
満席になってしまい、おいでいただけなかった方、申しわけありませんでした。また、どこかで企画します。
17日は銀座おとな塾で「カーネーションのポーチ」をステッチします。STOF社のカーネーション柄のすてきなリネン生地で大きめのポーチを作りました。この生地は残念ながら廃盤になってしまい、手持ちはこれだけです。もともとすてきな生地ですが、上からマルチカラーの糸でステッチすると花があざやかに浮き上がります。
31日は、渋谷のシダックスカルチャーで「オレンジパフェ」をします。パフェシリーズの中では、色バランスが良くて一番気に入っている作品です。iPhonケース、またはマガジンバッグにステッチします。
展示会の余韻を引きずったまま、今週は外に出る仕事ばかりでした。
そういえば、展示会のときにいただいたクッキーが可愛かったです。ちょうどイースターでしたものね。
昨日は、ホビーショーに行ってきました。相変わらずの混雑で、ゆっくり見て回る余裕はなかったのが残念です。いくつかの企業ブースにおじゃましました。来年は5年ぶりくらいでFilもブースを出そうかと考えています。
今日はカメラマンの山本さんのスタジオで作品の写真を撮っていただきました。スタジオの中の小道具、セットにびっくり!マントルピースが木製で軽々と動きます!写真はどれも実に表情豊かに撮っていただけて、大満足でした。
今日で展示会が終了。夕方、バタバタと搬出を終えて帰宅しました。
会期中は本当に大勢のお客様においでいただきました。直前までNHK通販のキット制作に追われ、作品の制作に追われ、準備不足で行き届かないことが多かったのですが、ご容赦ください。特に販売用のキットが十分でなく、申しわけありませんでした。次回は頑張ります!
期間中「ワイヤーワークの花刺しゅう」の本が欲しいというお声を、たくさんいただきました。中にはネットで高値で買われた方も、図書館で順番待ちの方も・・・。
この本は雄鶏社の倒産と共に絶版になり、書店に流通しなくなるのが残念で、私たちは当時倉庫に残った本をすべて買い取り、欲しい方にお分けしていましたが、今は自分たちの見本用しか手元に残っておりません。出版事情は厳しいのですが、新しく本を出していただけるよう、お願いしていきますので、今しばらくお待ちください。
お手元にお持ちの方は、どうぞ大切にしてやってください。写真も本当に美しくて、もう一度こんな本を出していただけるのが私たちの夢でもあります。
まあ、そのためにもすてきな作品を作っていかねばなりませんが・・・がんばります・・・
今週、火曜日より始まっている作品展。
連日沢山の方々にご覧頂いています。
ご遠方よりお越し頂いたり、楽しみにしていましたというお声を伺って、本当に有りがたく感謝しています。
疲れも吹き飛びます。
会場内ではさくらも満開です。
後、二日間頑張ります。
どうぞお声掛け下さいませね。
二人ともおしゃべり大好きです。
撮影といっても作品の撮影です
先週、スタイリストの井上さんのご紹介で、カメラマン南雲さんのスタジオでポストカードとDM用に写真を撮っていただきました。スタイリストさんもカメラマンもプロですから、サクサク撮影が進みます。大雪の翌日でしたが、楽しい半日でした。
2月20日放映予定の「すてきにハンドメイド」のスタジオ収録が、4日に終わりました。出来はともかく、終わってしまえばホッと一息です。
何気なく毎日テレビを見ていますが、出演されている方はスゴイなと思ってしまいます。まず、台詞をかまない!言い直しをしない!ごく自然体!それが・・・難しい。
収録は、ほぼナマで台詞、進行はフリップ(カンペ)が出るのですが、私たちにそれを見る余裕はなく、アナウンサーと中山エミリさんは、私たちが多少まごついても上手にフォローしながら進めてくださいます。さすがプロ!
NHKすてきにハンドメイドのキット制作に追われています。当初「売れ残ってもねえ~」と多少弱気になりながらも、精一杯準備したのですが、結局作り足す羽目になりました。布や厚紙、キルト芯を切ったり、ビーズやワイヤーを数えたりと、前回のバラのとき以上に四苦八苦しています。ネットでは入荷待ちが続いていますが、手早く納品できるように頑張っていますので、お待ちくださいね。
「スタンプワークでパリのお菓子」の本が欲しいという声をよく聞きます。現在、出版元品切れになっています。私たちも本を確保しているわけではないので、お譲りするわけにはいかないのですが、今ならバーゲン本が入手できそうです。いわゆる新古本と言われるもので、一度本屋さんから返本された物が約半額で再販売されます。多少の汚れの他「バーゲン本」というシールがべったり貼られていますが、中身は新品です。著者としては複雑ですが、本を手に入れたい方にとっては朗報ですね。下記のアマゾン、楽天ブックスにアクセスしてください。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00BG63LQM
http://books.rakuten.co.jp/rb/12178817/
またまた、日記をためて書く状況です。
20日にNHKすてきにハンドメイドの手元収録をしました。Sさん宅で朝から撮影。まず、参考作品を撮影していただき・・・これも結構大変です・・・Sさん宅で良かった!うちだったらアレがないコレがないで大騒ぎだったことでしょう。
午後から手元でしたが、カメラが回り始めると超焦ります。たかが刺しゅう!特にルールがあるわけではないのですが、さもルールがあるがごとく、こーしてあーして、と説明を入れるわけです。テキストと違ったことしていないか・・・録画して繰り返し見られたらまずいな・・・等々雑念もよぎり、最後はまあいいか、となげやりに・・・
「ごめんなさい」と放映前に謝っておきます。
21日発売のテキストが、たぶん何より正確です。何度も校正しましたし。やっぱり紙媒体が好きです(笑)
Filの仕事が忙しいのは相変わらずですが、このところ私事で手一杯の状態が続き、カルチャーセンター等の講習もすべてSさんにお願いしていました。明日は、久しぶりに東京ドームに出かけて、デモンストレーションをします。約1ヶ月ぶりの外仕事で、ちょっと緊張。。。
パソコンの中を探していて、古いホームページの残骸を見つけました。PCの中は私の持ち物、頭の中と同じく地層順(あえてぐちゃぐちゃだとは言わない・・・)。それはともかく、何年も前に「立体刺しゅう」なるものを始めたときの、材料、技法に対する思いがいっぱい詰まった文章でしたので、トップページ脇に載せてみました。今とは違うところもありますので、そのうちまた消してしまうかもしれませんが、懐かしい写真を見つけたようなうれしさで、ついアップしたくなりました。読んでみてください。
HPの更新が滞るのは、だいたい締め切りに追われて忙しいときですが・・・年中忙しいと言い訳しているような気がします。
来年は、4月にいつもの表参道のギャラリーで展示会を企画しています。
考えてみれば、Filを発足したのが2004年12月ですから、来年は10周年を迎えることになります。人と出会いに恵まれ、チャンスをいただいて、順調に歩んでこれた10年(まだ9年か)です。これまでの作品を見ていただけるよう展示すると同時に、これからのFilをアピールできる展示会にしたいと思っています。
が・・・(逆接の接続詞ばかりだ!!)その前に大きな仕事をいただいてしまったので、今はそちらに80%くらい手を取られています。
東急本店 ハンドメイド展の搬入をしてきました。去年も経験済みだし、出品するものも、iPhone5ケースがメインだし・・・と余裕で出かけたのですが、見通しが甘く、スタイリングのイメージもなかったので、ショーケースには空きスペースが・・・、忘れ物も多々あって、いったん家に戻ることにしました。渋谷まで2往復!!
でも、ラッキーなことに入り口の壁面をいただいたので、額をたくさん展示させていただきました。
東急ハンドメイド展の即売用にiPhone5ケースにステッチしています。パフェシリーズは新作も・・・。iPhoneのケースとしてばかりではなく、オブジェとしてもきれいです。
今年こそ夏休みを取ろう、と決めたのに結局キットを作っていました。久しぶりのマカロンポーチです。コットンパール8番糸はつややかで、こうして並べると本当にきれいです。
キャストオン(Cast-on)というのは編み物の作り目のことです。
刺繍針の上に作り目を作って刺していくステッチのことを、キャストオン・ステッチといいます。デンマークの花糸を使って、キャストオン・ステッチのバラ(キャストオン・ローズ)をステッチしました。ヴォーグ東京校のカルトナージュとのコラボレッスン用教材です。
チューリップさんの針を実際に使っているところを、とテレビ朝日が代々木上原教室に取材に来られたのは、2週間ほど前でしたが、放映が8月7日(水)になったそうです。英王室のロイヤルベイビーのニュースも入りましたしね。
手元が・・・誰の手元かわかりませんが(笑)・・・少しは写ると思うので、見てください。たぶん9時30分くらいから「なでしこスタイル」のコーナーです。
昨日、西武サンイデーでスタンプワークを使った親子レッスンをしました。2時間でカラフルなロールケーキができあがりました!楽しんでもらえたかな???初めての試みで、あれこれ心配もし、準備もしたのですが、無事に終えられてホッとしました。また企画したいです(笑)
写真は上が午前のレッスンの作品、下が午後のレッスンの作品です
市ヶ谷のヴォーグ学園東京校で、この春からカルトナージュとのコラボレッスンが始まりました。
カルトナージュはよこた圭子先生がご自身で教えてくださいます。中箱付きのこの箱は来期(10月~3月)の教材です。こんなに複雑な箱をカルチャースクールで教えていただけるのはとてもお得です!
ちなみにFilは、なんとか一日で完成できる刺繍モチーフを、と苦心しています。この回は傘・・・簡単で楽しいステッチです!
4月4日にやっと校了になりました。
お話をいただいたのが昨年の7月。実際に取りかかったのは昨年11月頃でしたか・・・。
当初は、すてきなステッチサンプラーが作れる本を、と軽く考えてお引き受けした話が、いつのまにか本格的なステッチの基礎本をという話にふくらみました。
途中で後戻りもできず、私たちで良いのか、と悩みながらも、やるからにはきちんとした本を作ろうと、膨大なエネルギーと時間を費やしました。
国内外の先輩諸氏の本も、調べられる限り調べました。自分たちが学んできたこと、やってきたことと照合しながら、掲載するステッチを選択しました。
ようやくできあがって思うのは、こんな基礎だのやり方だのにこだわらず、楽しく刺繍していただけたらそれで良いということです。その上で、このステッチはどうやったらうまくできるんだろう、と疑問がわいたら、本を手に取ってください。また、この本を手にとって、刺繍って案外簡単、と思っていただけたらとてもうれしいです。